2023.07
創業時に融資を受けるための事前準備の重要性@
自己資金を計画的に貯めること
創業時に融資を受けるために重要になるのが自己資金の有無及びその金額です。創業融資においては過去の実績というものはなく、事業が成功するかどうかの可能性は「創業に向けてどのような準備をしてきたのか」ということでしか客観的に評価できないためです。
つまり、自己資金を創業に向けて計画的に準備しているということが金融機関の融資担当の方からの評価を上げることになります。
計画的とは
計画的に貯めるということは、銀行口座に少しずつ残高が増えていることを意味します。お給料の中からコツコツ貯めていることが目に見えてわかる状態にしておくことが大切です。いきなり100万円が通帳に振り込まれていた場合は、どういうお金か質問されます。自分のお金かどうか疑われるということになります。
銀行口座を使用せず、現金で貯めているという方も中にはいますが(これをタンス預金といいます)、そういう場合は自己資金として見てもらえない可能性が高くなります。例え自分で貯めていたとしてもそれを証明することができないからです。
タンス預金がある場合は、そのお金を生活費にあて、もらっている給料を数か月かけて口座に貯蓄して自己資金変えていくという方法があります。
ま と め
創業時に融資をうけることができるかどうかは、事業を成功に導くためには非常に重要になってきます。ですので、じっくり時間をかけて自己資金を準備してから創業することが成功への近道になると思います。