2024.06
創業時に融資を受けるための事前準備の重要性A
資金の活用方法を考える
自己資金と希望する融資資金をどのように使うかを具体的に考えることが重要です。例えば、自己資金100万円、融資資金400万円の合計500万円の場合、設備投資として200万円を使用し、運転資金として300万円を使用するというような感じです。創業計画書にも記載する箇所があります。
設備投資に関しては、その金額の根拠となる見積書等が必要になります。また、運転資金に関しては、毎月の固定経費の3ヶ月分くらいが目安になります。ですので、毎月どのくらいの固定経費が必要なのかを事前に考える必要があります。
事業計画の作成
事業計画についても、「事業を始めてみないとどうなるかはわからない」と言われる方がいますが、それは禁句だと思います。友達に「やってみないとどうなるかわからないけどお金を貸して。」と言われたらどうでしょうか。お金を貸すという方はあまりいないと思います。金融機関も同じです。やってみないとどうなるかはわからないけれど、「なるほど」と思ってもらえるような事業計画を作成しないと融資はしてもらえません。
まとめ
創業時において融資を受けるためには、自己資金をしっかり貯蓄し事業計画の根拠をきちんと説明できるだけの準備をしていることが大事になってきます。創業する前に事前に金融機関等の専門家に相談し、確実に融資を受けることができる状態で創業することが事業を成功に導くためには必要だと思います。